2013年不安障害学会教育プログラムの記録

 2013年2月2日、札幌コンベンションセンターで担当した教育プログラムの記録です。メタ認知療法の基本と不安障害の適用について、初めて聞く方でも、明日からの臨床に役立つように解説をしましたので、『メタ認知療法』『新世代の認知行動療法』などの書籍とともに、皆さんの勉強にお役立て下さい。もし質問などがありましたら、私のツイッター・アカウント(https://twitter.com/hikumano1)か、mindful_bt07@yahoo.co.jp までご連絡下さい。
 なお、資料などはダウンロードしてお使いいただいて結構ですが(右クリックして保存可能です)、個人的な目的以外で使う場合は、やはり事前に上記までご連絡下さい。


「不安障害のメタ認知療法」

 メタ認知療法(MCT)では、個人の考え方の有用性と有害性を自ら規定するメタ認知的信念に注目する。そして、そのメタ認知的信念の内容とともに、それによって維持される反すう・心配、注意バイアスによる脅威モニタリング、思考の抑制・回避行動などで構成される認知注意症候群(CAS)を介入のターゲットにする。今回は、メタ認知療法の基礎理論とそれに基づく介入戦略について解説するとともに、それを不安障害に適用するための留意点について、全般性不安障害、心的外傷後ストレス障害、強迫性障害のそれぞれのメタ認知モデルによるケースフォーミュレーションを示しながら概説する。

発表資料
学会案内資料
前半の音声ファイル(メタ認知療法の基礎)
後半の音声ファイル(不安障害のメタ認知療法)